初めてその女性とセックスする場合必ずデートを入れてください。はっきり言ってマインドとテクニックさえ磨けばストリートで出会って15 分でセックスに持っていくことは可能ですがそれはまたの機会にお話しします。今回の場合は服従セックスなので、ロマンチックな雰囲気を大切にしてほしいのです。

女性の心まで満たすセックスの前戯はデート中に会話している時から始まっています。デート中にエロいことを言うとか勘違いしないでくださいね。デート中での心構えは第3 章の服従調教編でお話しした通り、女性を会話の主役におき、自分のストーリーも交えて、まずは自分が心から楽しいと感じることです。

そうやって2人とも幸せだと感じる状態をつくって、お互いがセックスをしたいと感じていることを感じてから
手を引いてベッドに誘ってください。これは絶対ではないですが、私の場合は裸よりも着衣からチラ見えする下着や谷間などに興奮するので自分が楽しむために服を着た状態でカラダに触り始めます。

男性が興奮してエロい目で女性を見ているのを見るとその男性に好意を抱いている場合に限りますが女性も興奮しますので、ぜひ自分が興奮する状態に持って行ってください。ただし、このときもこちらからのお願い系にならないように気をつけてください。

例えば私の場合なら「おれ着衣でチラ見えが好きだからちょっとスカートめくって見せて~お願い!」などと、女性に了承を得ようとしていてはダメです。もうセックスをする雰囲気になっていたらたいていのことは聞かなくても女性はOK です。(痛いこととか、アブノーマルすぎることは了承得てからやってください。)

正解は無言で壁に手をつかせて男性がスカートを少したくし上げ、「ちょっとスカート持ってて」などと言って命令し、少しだけ距離置いて鑑賞したりします。こんな感じで軽いS を感じさせるように意識してみてください。シャワーはお互いに浴びた方が精神的にも肉体的にもベターですが、もし盛り上がってしまったらシャワーなしでも始めてしまってください。あまり重要ではありません。

それよりもお互いが興奮状態にあることの方が大切なので、服の上から体を触ったり、「これから何するかわかる?」なんて軽めのエロい言葉を耳元で囁いたり、長いキスをしてセックスが始まるんだなということを
女性にはっきりと意識させます。洋服を一枚一枚脱がし合うこともお互いの興奮を助長させるのでやってください。

部屋の明かりを暗くしてお互い裸になったらベッドで裸のままイチャイチャしはじめてください。このイチャイチャタイムを飛ばす男性が多いのですが、挿入よりもこの時間が好きという女性もいるくらい大事です。具体的にはブランケットのような薄いかけ布団をかぶりながら抱きしめたり、キスをしたり、女性器以外の女性のカラダを優しくタッチしたりします。

この薄いかけ布団ですが、これもかなり重要アイテムで女性は裸を見られることにとても恥ずかしい思いをします。例えばおっぱいが小さいと思われたら嫌だなとかお腹が出てると思われたら嫌だなとかあそこの毛が多すぎと思われたら嫌だなという感覚です。

男性は男性器が小さいと思われたら嫌だなくらいしかないのですが、女性は常に自分のカラダを評価されて生きていますので男性が思っている以上に気にします。そこで、裸になりつつも薄いかけ布団をさっとかけてあげることで女性への気遣いが表現でき、この人は私の気持ちがわかってるなとさらに服従心が芽生えてきます。

そして、ここでも焦らしのテクニックを使っていきます。キスしたりカラダを優しくタッチはするのですがまだ女性器には一切触れません。ドキドキした状態をお互いに維持するのです。自分の勃起した男性器を女性の脚にそっとこするようにつけたりして、興奮していることを表現してください。耳元で「勃ってるのわかる?」なんて言ってもいいです。

すると何も指示していないのに女性から男性器を触ってきたりします。すかさず耳元で「触ってって言ってないのにおちんちん触っちゃうんだね。エッチだね。」などのように女性がした行為について念押しで脳にアプローチします。こういう囁きは積極的に使ってください。

すると、女性は恥ずかしがりながら一旦手を引っ込めたりしますが、「私なんでこんなに積極的になっちゃってるんだろう?」「いつもは男性のペースでやってるセックスだけどこの人とだともっとしてほしいと思ってしまう」
「この人はやっぱり他の人とは違う」という感覚になっていきます。

女性が男性器を触ったり欲しそうにしてきたらここでやっと女性器を触ってあげます。ちなみにアダルトビデオだと必ずクンニ(女性器を舌で舐める)をしていますがこれもどっちでもいいです。シャワーを浴びている場合ならゆっくり舐めはじめてもいいですし、そもそも舐められるのが精神的にいやだという女性も多いです。

そこは確認しながら進めてください。またここまで焦らしていたら絶対に濡れていますが、濡れているからといって強引に指をいきなり挿入するのは絶対にやめてください。せっかくいい雰囲気だったのがすーと冷めてしまいます。常にもっとしてほしいと思わせて焦らしながらセックスを進めます。

クリトリスから攻めるのですが、ここもさらに焦らします。クリトリスの周りをゆっくりとまさぐるように触っていきます。クリトリスは男性器のように皮で包まれています。なのでその皮ごしに人差し指と中指でつまむような
動きをするとかなり気持ちよくなります。あなたも女性に自分のモノをいきなりゴシゴシしごかれた経験があるのではないでしょうか?

そんな時は「もっとゆっくりやってほしいなあ」と感じたはずです。逆に上手な女性はいきなりゴシゴシやらずに完全に勃起するまで優しく触ったり咥えたりするはずです。そういう意識を持ってクリトリスを攻めてください。女性が興奮してきてたまらなそうなら少しだけクリトリスの先端を触ってあげたり、濡れた愛液をクリトリスにもってきてソフトタッチで上下左右に動かしてあげてください。

女性はたまらなくなってすでにあなたの男性器を挿れたくなってきているはずです。「フェラさせて」とか自分で腰を動かして膣の方に誘導したり、抱きしめてきたりします。この状態になれば服従セックスの入口までやってきています。このように女性の動きや感情を把握しながら服従テンションを高めていくことが服従セックスにおいて最も大切な考え方になります。

ここまでくるとイきやすい女性はすでにイってしまいます。ただし女性にも個人差があってイきにくい女性もいるということを知っておいてください。イきにくい女性に「あれ?まだいかないな、まだいかないな、よーし、もっと強くしていこう」とか「イっていいんだよ?」なんて甘い言葉を囁いたつもりがプレッシャーになってしまっている場合があります。ここでもイかせることをゴールにしないでください。

服従セックスも服従調教で学んだ通り自然体でお互いが楽しく幸せであることがゴールです。
イきにくい女性の大半の原因は

・体質的にイキにくい
・オナニーをしない
・セックスに対しての罪悪感

などであり男性のテクニックの問題ではありません。

そんな女性に対して「ほら、はやくイクんだ」みたいな愛撫をしていては女性がプレッシャーを感じてしまい余計イきにくくなり、お互いにどんどん冷めてしまいます。こういう場合は愛撫やイチャイチャしている時間を楽しむということが大切になります。

こちらが楽しそうにしていれば相手は安心しますし、今回はイけなくても今回の安心感を元に次回イってしまうこともよくあります。「セックスもゴールにしない」し「射精もゴールにしない」し「女性がイクこともゴールにしない」のです。大切なのはその女性といるといつでも楽しく幸せであることを表現することです。

そういう意味でローターや電マを使うのはありです。ただし、これも初めてのセックスで使うのはなしです。また、すでに使用済みのローターを初めてのセックスで出された日にはものすごい勢いで冷めてしまいます。2回目以降で「君のためだけに買ってきた」ということを伝えてください。

ちなみに私は新規女性に使う場合は箱を残しておいて、初めて使うみたいな印象にしてあります。そしてイキにくい体質の女性こそ、イッた時の感動もひとしおです。あなた以外ではイケないと感じるのであなたへの服従度は臨界点を超えることでしょう。クリトリスはイカせてしまってもいいのですがさらに上級者になるとイカせないまま指を挿入していきます。これはクリトリスでイかせてしまうと男性の射精のように一瞬オーガズムには達するのですが、そのあと一度興奮度が下がってしまうためです。

クリトリスは興奮させて感度をあげるためだけに使って膣の中で何度もナカイキさせるというのが上級者です。中にはクリトリスでイカないとナカイキできないという女性もいるので一概には言えないのですが。ちゃんと爪は切っていますか?もし少しでも伸びていたら指挿入はやめましょう。爪確認ができたら指を入れます。このときもはじめは中指一本だけ上むきにしてクネクネと少しずつ入れていきます。

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ある程度中指が入ったら人差し指も一緒にクネクネと奥まで入れていきます。初心者はまずG スポットでイかせることを目指しましょう。上級者はポルチオ、T スポット、裏G スポットと攻めるべき場所が膣内は豊富にあるのでたくさん開発してあげましょう。こちらもテクニックが大切なわけではなく、女性を気持ちよくさせてあげたいという心が大切ですので、イカせることにやっきにならないように気をつけて愛撫を続けてください。