ナンパ音声の解説はいかがでしたか?思っていた以上にノウハウとテクニックがふんだんに使われていたのではないでしょうか? 僕も聞き直して書いていてびっくりしていました笑 これらは経験からくるものでもあるので是非音声を何度も聞いて、そんテンション感やテクニックを盗んでください。僕よりも早くマスターして、道で声かけて30分後に直家なんて楽勝と思えるようになると思います。

さて、ここからはそんなナンパテクニックで出会った「アン」という女性とのストーリーをお話ししていこうと思います。表題にある「次の日」ではないのですが(実際にナンパしてセックスして次の日にうちの店に在籍を決めた女性はいるのですが、それだとストーリーとして面白みがないので「アン」のエピソードにしました。)キャバクラに紹介したり、うちの店でも長めに働いたりと学ぶべき点が多いかと思いピックアップしました。

世界一周嫁探しの旅から帰ってきた僕は、久しぶりに自分の家を契約した。そこは川島和正さんも住んでいた代々木公園の近く神山町という場所で、渋谷と代々木公園の間くらいにある小さめのタワーマンション。

その日は契約が終わって、最低限の荷物、実家から持ってきた布団と最低限の洋服といくつかの本、の状態で高校時代の友達に会う約束をしていた。新宿でさらっと飲んだあと、友達は明日仕事があるからと帰った。僕はこれから舞台となる渋谷の街を少し散歩してみるかという気持ちになり、すでに0時を超えていたが家に帰らず歩くことにした。

家から一番近い、それまでもよく行っていたロックバーに寄ろうかと店の前の階段を登ると、そこに小柄で可愛い系の、いかにも渋谷っぽい派手な色使いのダボっとしたジーンズ生地のジャケットを羽織った女の子がいた。

「元気? それ似合ってんね」

特になんのひねりもない、でも昔から君のことを知っているかのような親しみを込めた声かけでスタート。名前はアン、19歳、ダンスが好きで高校の頃からやってる。バーで一杯のんで、そこは音がうるさいのであんまり喋れないのだが、「よくくんの?」とか軽めの話をする。30分くらいで「別で飲もうよ」で外に連れ出し、ある程度酔ってそうだったので、そのまま家に連れてこうと試みるも、階段を降りたところで「こっちじゃない」と手を引っ張られ、行きつけだという近くの静かなバーへ。そこではおかまのママと女性がいて、アンは顔見知りのようで3人ともう1人の客を中心に会話が進む。

こういう時は自分の良さをアピールしようとしゃしゃり出る必要は全くなく、グループで会話が進んでいるときに大きな相槌うったり、ガヤしてる方が女性への印象は良くなる。だんだんコミュニケーションが取れてきたら今度は司会のポジションをとる。さんまや上田を意識してそこにいるみんなを主人公にするように話を振っていくことでこの人はみんなを楽しませようとしていて素敵だなと思われるからだ。

そこで、みんなで話をしているなか、偶然を装って手を少し触れてみた。カウンターの下なのでみんなは見えていない。手をどけるどころか、気持ち絡めてくる。それに応えるように握ってみる。全く拒否がない。勝負あり。少しの間握っておいてから離し、2人の酒がなくなるまでゆっくりみんなで話、それでも帰るそぶりがなかったので、僕からじゃあお会計お願いしますとおかまママに。午前3時。

店を出ると同時に手繋ぎ。もちろん店内確認終わってるのでグダなし。いい気持ちのまま徒歩5分の自宅へ。自宅へ向かう途中、彼女も飲んで話して疲れてるのか寝たいとか横になりたいとかプットがある。そしてついに新居へ初連れ出し。布団で一回戦して、カーテンないので6時の強い朝日に強制的に目を醒めさせられる。帰ったあとにメールで「カーテン買ったらまた呼んで。」と。