例えば僕の場合は大学を卒業したあとバンドで食っていこうとした時期が 5 年くらいあります。前回の3パターンに当てはめると「2)喜ばせる」ことでお金を得ようとしていました。

結果、1 晩で 60 万の売上をあげたり、1 枚 1000 円の CD を約 1000 枚=100 万円 売ったりすることができました。しかし、労力に対しての成果としては全くといっていいほど割に合わず、とても辛い思いをしました。

次にウェブデザインの制作会社に就職しました。この仕事は1)めんどくさいことを代わりにやるなので、3パターンの中では一見良さそうですが、少しカラクリがあります。それは「クリエイティブ」という魔法の言葉です。

この業界に入ってくる従業員はせっかくたくさんの時間を割く「仕事」というものに格好よさや達成感を求めています。クオリティを求めれば必然的に仕事量は増えますが、残念ながらクオリティは利益に直結することはありません。制作業の利益に直結することは案件の量であり、より少ない時間で効率的にこなすことなので矛盾さえします。

しかし、ビジネスオーナーにとっては、このクリエイティブに対する憧れは好都合です。
頼みもしないのに遅くまで残って仕事をしてくれる。もちろん、残業代はつかない仕組みにします。
僕はこの仕事が好きだったので率先して残って仕事をしていました。 そのため朝 10 時~翌朝 4 時という過酷な仕事時間の割に給料は 同年代の平均より少し上くらいで 1 つ疑問が出てきました。

「この情熱やかける時間を自分のビジネスに充てると「どんな結果=報酬」が返ってくるのだろうか?」

デザインの仕事は見た目も格好よく、充実感や達成感はあり、また「1)めんどくさいことを代わりにやる」というパターン1にも入っているので、良さそうなのですが、制作した分しか報酬がもらえないこと、クオリティを求めれば求めるほど報酬/時間が下がっていくことなどから、時間に自由でかつ大きく稼ぐということがなかなか難しい職種だということに気づきました。

また、それまでは「自分が何の仕事をやりたいか?」から選択をしていたのですが、そのスタート地点を外して、どんな仕事なら時間に自由で少ない労力で大きく稼ぐことができるかに焦点を当ててビジネスをスタートさせました。

デリヘルビジネスは1人で始められるスモールビジネスの中でも事務所いらず、人件費かからず、仕入れが無料、高単価、2兆円の市場、ライバルの弱さなどビジネス初心者が立ち向かえるすばらしい土俵があります。結果、僕はオープン 5 ヶ月で 2500 万円の売上、月利益 100~200 万円、 歩合制のスタッフを 1 名入れて完全自動化に成功しました。