さて、他店振替についてですが、業界に長くいたわけでもないのにそんな知り合いのお店ないです。という質問がよくあります。しかし、意外に簡単に協力してくれます。なぜなら、利益折半が基本だからです。

老舗だって電話がならない日はあるので、もし、気になっているお店があれば、ラブコールを送ってみるのも一つの手です。その際には自分のお店の特徴、1 日に何本くらい電話がなっていて、どれくらい女性が足りないのか(正直ベースで OK です)、基本利益折半で、場合に応じて、バックマージンを調整したり交通費をこちらで持ったりと融通がききますというアピールをして、まずは一度お会いできませんか?というオファーをしてみます。

蛇足ですが、僕の場合は、先方さんの事務所や生活地域を聞いて、その近くの美味しそうなランチをやっているところを探して、ランチご一緒しませんか?とオファーします。夜ご飯はダラダラしてしまうことも多く、料金も高いので、ランチをおごるというのがお互い丁度いいと思います。

もちろん私のお店も振替可能ですし、協力いただいている店舗様にはほとんどの女性の顔写真を共有しています。

また、特に今すぐのお客様は今すぐ行けないことがわかると他店に電話してしまい、成約の機会を逃すことになります。そのため、強引ですが、30 分ほどで行けますと成約させてしまうのも手段の一つです。

始めの電話で成約を決めてしまって、その 後、協力店舗に協力を依頼するという流れです。この時、自分のお店の特定の仮の女性で成約させてもいいですし、フリーでよろしいですか?とお伺いするのもいいですし、新人の女性が入ってますのでその子でよろしいですか?とスペックを曖昧にして成約を決めるというのも手です。

今すぐのお客様は、時間が優先になっているので予算以外にこだわりのないお客様が多いため、そのニーズになるべく応えられるように動きます。はたまた、じっくり、その店の最高の女性を案内してほしいというご要望もあります。はたまた、70 万円のスペシャルに興味を持っていただいてコールをしてくださるお客様もいます。お客様の属性を見極めつつ、ヒアリングして、今ご用意できる最高の女性をご案内する意識で臨んでください。

電話対応を始めるとすぐに一つの壁にぶつかります。それは、今すぐ顧客です。業界の特性でもありますが、今すぐに性欲を処理したい。という案件です。男性なら気持ちはよくわかるはずです。

女性が揃っていて、かつ、スケジュール出しもスムーズで毎日出勤が入るようになれば今すぐ案件にもスムーズに対応できますが、流石に始めたばかりで女性が 0 もしくは 1ー2 人という状況ではなかなか対応できないかと思います。

そこで振替を行います。振替とは、写真と別の女性を振替てご案内するという業界用語です。この振替にはネガティヴな意味合いを感じるかと思います。でもよく考えてみてください。自分がユーザーになって。写真は顔が切られているので、ほとんど同じ体型の女性で、性格もプロフィールに書いてあるものと相違なく、さらに顔が飛び切り可愛かったら。。料金以上の価値を感じたら。。満足して、リピートしますよね。

つまり始めから振替はよくないから、うちの店は絶対にやらないよ。と頑なになるのではなく、何がお客様の満足に繋がるかを突き詰めるべきです。コールをしてくれた男性は今すぐに五万円で大衆店にはいないような美女を抱きたい。

たまに、厳しいお客様にご意見をいただくこともありますが、私の店では振替で行っていただいた女性にリピートがつくこともよくあります。

振替には自店振替と他店振替の二つがあります。その名の通りですが、なるべくなら自店振替の方が利益そのままなので、いいです。そのために、初期段階では、髪 型や下着を変えた写真を 3 パターンくらい撮って、プロフィールを分けてつくります。これも心のブレーキがかかりそうですが、1 年もすれば、全てオリジナルの女性になるので、初めのうちだけと思って潔くやってしまいましょう。

問題は他店振替です。お客様の満足を考えるのであれば、他店の女性に一度でいいから会っておくべきです。会うのはなかなか難しいのですが、始めに顔写真を共有していただき、1 本決まった時に料金の受け渡しの時に他店スタッフ立ち会いの元、会うことはなにか特別な理由がない限り可能なはずです。

お会いした際には、最低一言でもいいから、コミュニケーションを図ってみてください。例えばお客様の話でもいいですし、在籍期間など簡単な質問から何でお金が必要なのかといった突っ込んだ質問まで、できる雰囲気ならしてしまいましょう。

とにかくお客様に紹介する際に特徴を伝えるためです。また、それを受けて少しプロフィールを変えてもいいかもしれません。

デリヘル事業で売上を上げるために力を入れる点はたったの3つです。広告で勝つ、コールしたくなるホームページをつくる、スムーズに成約できる電話対応をする。

とにかくこの 3 点に集中してください。広告で勝つにはUSPを、ホームページで勝つにはセールスを、電話対応で勝つにはホスピタリティーを突き詰めてください。

この 3 点は掛け算だと思ってください。どれかとどれかがそれぞれ 2 倍になれば全体 で売上は 4 倍になります。逆にどれかの力が 0 に近ければそれだけ下がります。例えば広告もホームページもいいのに、電話対応だけダメダメだったら、どれだけ広告費をかけたって、いつまでたっても売上は上がりません。

電話対応4つの基本ポイント

1)お好みをヒアリングする
2)お勧めし過ぎずマイナス面も伝える
3)他のお客様の感想を伝える
4)短期的な利益よりも長期的な利益を目指す

1)お好みをきちんと聞き出す
これをするだけで他店との差別化が図れます。ぶっきらぼうだったりなぜか上から目線の電話番さんが多い中、「お客様はどういったタイプの女性がお好みですか?」 なんて聞かれたらちょっとテンションあがりますよね。聞き方も答えやすいように選択式にするなど工夫してください。

「おっぱいは大きい方がいいですか?形がいい方がいいですか?」「お顔は美形好みですか?アイドル系ですか?」「スタイル はモデルタイプとグラマータイプだとどちらですか?」など、いきなり好みは?と 聞かれるより答えやすいですよね。

2)お勧めし過ぎずマイナス面も伝える
コミュニケーションが図れるお客様なら、その女性のいいポイントを伝えた後にただ〇〇だけはマイナスポイントなんですよ。。というようにはっきりと伝えます。

こうすることで、正直に接客していることが伝わりますので、もしその時お断りになられても、また電話がかかってきます。または、新しい女性が入ってきたときに正直にその女性のいいポイントを伝えたときに信じてもらいやすくなります。ただマイナス面を伝えるといっても魅力が 0 にならないように気をつけてくださいね。

例えば「この子スタイルはいいんですけど顔が、、」といったような全否定は NGです。「この子スタイルいいんですが、性格がサバサバ系なんですよね。。お客様 まったりがいいとおっしゃていたのでその部分だけ気になっております。」といったイメージです。

3)他のお客様の感想を伝える
ほとんどご納得されている際にも、興味があるレベルでも使えるテクニックです。 「つい先週お遊びになられたお客様がアイドル系の顔が好みとおっしゃっていたのですが、まさにドンピシャいままでで一番満足できました!と言っていただいたくらいの女性なんですよ」「先日お遊びになられたお客様から「店長一生の思い出をありがとうございます。」と丁寧なメールいただきまして、この女性の素晴らしさを確信しております。」などといった感じで、スタッフの私ではなく第三者であるお客様が言っているということを強調して勧めることで信憑性が生まれます。

4)短期的な利益よりも長期的な利益を目指す
お店を立ち上げたばかりのころはそうも言っていられないと思いますので、何が何でも成約するぞという気持ちで臨んだ方がいいでしょう。しかし、ある程度運営がまわってきて女性 10 名、月のコール 100 以上になると今度はリピート戦略にシフトするべきです。

そんな時目先の利益にとらわれて顔のわからない他店振替ばかりしているとせっかくのリピーター候補様も離れていってしまいます。スケジュールが合わない場合は合わないとはっきり伝え、むしろ女性スケジュールに合わせてもらえるように調整を行っていくなどして、最高にマッチする女性をアテンドすることに意識を集中させていくとリピーターが増え、売上をアップさせることができます。